借金があっても住宅ローンは通る
「借金があるから住宅ローンは絶対無理だろう」
そんなふうにあきらめていませんか?
実は、他に借入があっても住宅ローンを通すことは十分に可能です。
兵庫県でも、複数のローンを抱えながらマイホームを購入した事例はたくさんあります。
大事なのは「借金がある=即アウト」ではなく、返済能力と信用を総合的に判断するという点です。
このコラムでは、借入があっても住宅ローン審査を通すための考え方と準備方法を詳しく解説します。
借入があっても審査が通る理由
住宅ローン審査では、借金があること自体は決定的なマイナス要因ではありません。
実際に金融機関は、以下のポイントを総合的に評価しています。
✅ 毎月の返済が滞りなく行われている
✅ 年収に対して返済負担率が適正である
✅ 信用情報に延滞や強制解約がない
✅ 借入額や返済期間が適切である
つまり、**借金の有無ではなく「きちんと返済できる人かどうか」**が重要です。
審査で最も重視される返済負担率とは?
借入がある場合、住宅ローン審査で特に注目されるのが「返済負担率」です。
返済負担率とは、年収に対するすべてのローン返済額の割合を示す指標です。
例えば年収400万円の方が、
-
カーローン:毎月3万円
-
クレジット分割:毎月1万円
を支払っていると、年間48万円の返済が発生します。
そこに住宅ローンの返済額を合算して、基準内に収まるかを確認します。
多くの金融機関では、返済負担率を30〜35%以内に抑えることが目安です。
借金がある場合に審査を通す4つの対策
借入を抱えながら住宅ローンを通すには、以下の4つが特に重要です。
対策①:返済遅延をゼロにする
過去に支払い遅れがあると信用情報に記録されます。
「一度くらい遅れたから大丈夫だろう」と思っていても、金融機関は厳しく確認します。
少なくとも直近6ヶ月以上は遅延をゼロにすることが大切です。
対策②:借入残高をできるだけ減らす
住宅ローン審査前に、可能な限り借入を減らしましょう。
たとえば残りわずかなカードローンは完済しておく。
自動車ローンも一括返済が可能なら検討する。
これだけで返済負担率が下がり、審査は有利になります。
対策③:頭金を多めに用意する
借金がある場合、頭金の多さが審査通過のカギになります。
物件価格の2割以上を頭金に充てると、金融機関のリスクは低く評価されます。
親族からの贈与も資金計画に組み込めるため、相談してみましょう。
対策④:借入内容を正直に申告する
審査では必ず信用情報を照会します。
「借入を隠せば通るだろう」と考えると、調査時に虚偽が発覚して信用を失います。
必ず正直に借入の詳細を記載し、金融機関と相談することが重要です。
よくある質問
Q. 借金が多いと必ず審査に落ちますか?
いいえ。
借金があっても、返済負担率が基準内で延滞がなければ審査は通ります。
Q. カードのリボ払いも審査対象ですか?
はい。
リボ払い残高も「借入」としてカウントされます。
完済できるものは事前に清算しましょう。
Q. 借入の一括返済は審査に有利ですか?
非常に有利です。
借金が少ないほど返済負担率が下がり、審査が通りやすくなります。
まとめ:借金があっても住宅ローンは現実になる
住宅ローンの審査は、借金があるだけで諦めるものではありません。
「返済能力があるか」「信用情報に問題がないか」をきちんと示すことで、借入があっても十分通過は可能です。
兵庫県で理想の住まいを手に入れるために、まずは借入状況を整理し、準備を始めましょう。
信頼できる金融機関と相談しながら、計画的に進めることが成功のカギです。